強化型(ダイヤモンド/CBN)研削工具

強化型(ダイヤモンド/CBN)研削工具│株式会社ピーエムティー

強化型研削工具[RFシリーズ]は、ダイヤモンドやCBN砥粒を使用した研削工具です。

ダイヤモンドやCBN砥粒はアルミナ(Al2O3)や炭化ケイ素(SiC)といった一般砥粒に比べ熱伝導率が高く、被加工物の温度上昇を抑制できるため、加工品質が向上します。
また、硬度が高いために切れ味が良く、摩耗量も少ないため、ランニングコストの低減にもつながります。

突出した硬さを持つダイヤモンド砥粒は非鉄材料の研削加工に、鉄と反応しやすく高温下での使用に向かないダイヤモンド砥粒の弱点をカバーしたCBN砥粒は鉄系難削材の研削加工に最適です。

強化型(ダイヤモンド/CBN)研削工具の特徴

1.砥粒の突き出しが大きい

台金とボンド材、砥粒を独自の処理技術によって強固に固定しており、一般的な電着工具に比べ、メッキ部分の剥離や砥粒の脱落が極めて少ないのが特徴です。

従来の電着やメタルボンド砥石のダイヤモンド砥粒はその半分以上が埋まっていますが、RFシリーズの砥粒は優れた保持力によってその約2/3が突き出しており、粗加工の効率が飛躍的に向上します。

また、寿命は通常電着工具の4~5倍、レジンボンド工具の50~100倍です。

*工具寿命は被削物の材質・形状によります。

2.形状ダレが無い

砥粒配列の顕微鏡写真
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台金に砥粒層を単層固定しているため形状ダレが無く、被加工物の仕上がり寸法が安定します。

また、砥粒が重なることなく配列されているため(画像)、研削屑がスムーズに排出され、目詰まりを防止します。

3.加工熱が低い

大きく露出した砥粒が、被削材に対し切削に近い加工を行なうため、比研削エネルギーが低くなります。

それにより加工時に発生する熱が抑えられるため、加工物への熱影響が低減でき、寸法・形状精度が安定します。

非研削エネルギー
(横浜国立大学での実験結果に基づく)
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砥石台金SKD11(φ6 × L4mm)
主軸回転数50,000rpm
設定切込量1µm
送り量200mm/s(アップカット)
被削材一般耐摩耗用超硬
(5 × 25mmの面)
クーラントなし(ドライ加工)

製品仕様

工具径φ2~100mm
形状軸付/ホイール/コア
粒度ダイヤモンド/CBN(選択可)
砥粒#20~500
対象ワーク炭化ケイ素(SiC), 窒化ケイ素(Si3N4), 炭化ホウ素(B4C), アルミナ(Al2O3)
サファイア, 石英ガラス, 複合材(MMC), 難削材など
用途研削加工, 超精密加工, 難削材加工

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開発・販売│ナカ交易株式会社